代表あいさつ - 『教えて!医療観察』(神奈川県モデル活動研究会)

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本研究会開催の経緯と目的について

 私は、精神科病院で精神保健福祉士として働いていますが、その業務を通じて、医療観察対象者を含む精神障害者に対する偏見や差別が根強く存在していると感じています。これは、精神障害について、正しい理解がなされていないためであり、地道で継続的な普及啓発活動が必要であると思っています。


 また、精神障害者の支援に従事する精神保健福祉の専門家においても、強い偏見や差別があると感じることがあります。特に、医療観察対象者に対しては、施設見学を拒否されるなど受入れ対象として考えてもらえない場合もあり、まずは、精神保健福祉業務に携わる人々に対しての普及啓発が必要であると考えています。


 医療観察対象者は、心神喪失等の状態で重大な他害行為(殺人,放火等)を行った人であり、精神障害を有していることに加えて、重大な他害行為をしたという、言わば二重のハンディキャップを背負っています。彼らが、再び地域社会に戻るプロセスは容易ではありませんが、多機関が連携して医療と支援を継続的に提供することで、安定した地域生活が送れる人がたくさんいます。そうした実情を知ってもらうことが、彼らの「社会復帰の促進」につながるという思いから、本研究会を立ち上げ、今後、様々な活動をしていきたいと考えています。

自然

 

研究会の構成員について

 精神科病院に勤務する医療関係者、精神保健福祉センターや区役所に勤務する行政機関の担当者、生活訓練施設等に勤務する福祉関係者、弁護士などの司法関係者、精神保健福祉士等を育成する教育機関関係者など、幅広い分野の専門家が構成員となっています。

 今後、活動内容の広がりに応じて、様々な分野の方々に協力をお願いしていきたいと考えています。

 

医療観察制度は、心神喪失又は心神耗弱の状態で重大な他害行為を行った人の社会復帰を促進することを目的とした制度です。
当サイトでは、本制度についての普及啓発とともに偏見や差別を取り除くことを目指しています。
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